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東京大学総長
藤井 輝夫
東京大学は、令和4年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に採択されました。本学の基本方針を示した「UTokyo Compass 多様性の海へ:対話が創造する未来」(2021年9月公表)では、「多様性と包摂性」ならびに「世界の誰もが来たくなる大学」を基本理念に掲げています。「UTokyo 男女⁺協働改革 #WeChange」と名付けた本事業では、このUTokyo Compassならびに第4期中期目標・中期計画で掲げたのと同じく、大学教員(特定有期雇用教職員のうち卓越教授および特任教員を含む)における女性比率を2027年度時点までに25%以上とすることを目指しています。
この大胆な目標数値を達成するために、まずは何よりも大学の全構成員の意識改革に取り組み、キャンパス、そして東京大学の文化を変えていくことが重要です。本事業では、若手女性研究者のスキルアップ、女性研究者の幹部養成等、キャリアアップや女性上位職を増やすための包括的施策を盛り込んでいます。「UTokyo男女⁺協働改革 #WeChange」により本学の取り組みを活発化させ、次世代の女性リーダーを生み、育て、さらに彼女たちを支える持続的な「ダイバーシティ研究環境」を整え、日本の学術界の多様性・包摂性を牽引する高等教育機関として、社会に貢献してまいります。
東京大学理事・副学長
林 香里
「UTokyo 男女⁺協働改革 #WeChange」のサイトにようこそ。この事業は、東京大学総長の下に設置された男女共同参画室を運営の主体として、ジェンダー平等の機運を大学全体に展開してまいります。運営の進捗状況は本サイトで皆さまにご報告するとともに、各施策の効果や妥当性などをチェックする国内外の有識者からなるアドバイザリーボードを新設し、専門的かつ客観的な助言を受けることにしています。
本事業は、#WeChangeという名のとおり、まずは東京大学構成員全員の意識改革によって、多様性重視の大学へと変革する「男女⁺協働改革」を実行します。そのために、とりわけ教職員を中心に多数派側の意識変容を促す諸研修を実施し、男女活躍データの可視化、WLB支援も強化をします。同時に、従来の「男・女」という性の二元論的思考法にも問題提起をしてまいります。同時に、様々な女性研究者支援策を強化し、シームレスなキャリアアップ支援を行います。
東京大学は、2021年より「部局女性人事加速5カ年計画」も発出しております。この計画のもと、本事業とともに大胆かつ実現可能な女性上位職増加に向けた数値目標を設定し、着実に実行するシステムを構築してまいります。
東京大学はジェンダー平等に向かって大きな一歩を踏み出しました。これからの5年間、皆様からのご支援とご助言を得ながら、本学のみならず、日本社会のジェンダー平等実現に貢献すべく、改革を進めてまいりたいと存じます。
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