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サマースクールFor UTokyo&Google Kids 2023を実施

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2023.9.14

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サマースクールFor UTokyo&Google Kids 2023を実施

 2023年8月25日、男女共同参画室の主催のもと、東大教職員や大学院生のお子さんを対象とした「サマースクールFor UTokyo&Google Kids 2023」を実施いたしました。

 東京大学男女共同参画室では、本学で働く・学ぶ構成員のワークライフバランス施策として、構成員の小学生の子ども達に本学のリソースを活用したサマースクールの開催を企画しています。今年は『東京大学と Google との「AI 相利共生未来社会」の実現に向けたパートナーシップ』(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z1702_00007.html)の一環としてGoogle Japan渋谷オフィスにてサマースクールを実施しました。

 東大から22名、Googleから13名の合計35名の小学生が参加しました。

当日の様子

 小学1~4年生、5~6年生が分かれて、4年生以下は天文学普及プロジェクト「天プラ」に所属している東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の大学院生らによる天文講座、高学年はGoogle社員によるプログラミングのワークショップを受けました。

 5~6年生もいま一度合流してから、無料の3D天体シミュレーターMitakaを使ったシミュレーターで宇宙の旅を経験してからランチタイムとなりました。保護者の方へのアンケートによると、子ども達から帰宅後でていた感想として「宇宙のお仕事も面白そうだと思った」「宇宙シミュレーターは家でも使えると聞いたからやってみたい」などの声があがっていたそうです。

 午後は、東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTが光と電気の実験や工作を実施しました。休憩時間にも偏光板を使った箱に子ども達が入ってみるなど興味津々の様子でした。

 「帰りの電車の中で、早速工作で作った説明をしてくれ、あっという間に時間が過ぎたと話をしていました」「実際作ったものや当日学んだことをワクワクした感じで伝えてくれました。よりサイエンスに興味を持ったようです」などの感想が保護者から寄せられました。

 最後に、再び小学1~4年生、5~6年生が分かれて、Google社員の方によるお絵かき講座と、東京大学教育学研究科教育心理学コース博士課程の大学院生による墨を使った「書の多様性ワークショップ」を受講しました。

 東大男女共同参画室では学内の子育て中の教職員や学生向けに保育園等の整備をしてきました。しかしながら、就学後に共働きの親は放課後の預け先を確保する必要があり、とりわけ土日祝日の学内イベントや長期休暇では預け先に苦心することもあります。

 今回の参加者の保護者(本学教職員)に小学生の夏季休暇の過ごし方についてアンケート調査をしたところ、「学童に夕方まで預かってもらえるが宿題のフォローや弁当作りで普段より忙しい」「学童が嫌いで帰ってきてしまう」「家で過ごすと何時間もテレビやYouTube、ゲームで過ごそうとする」「普段できない経験をさせてあげたく、博物館や美術館などで開催されているイベントに連れて行ってあげたいが、仕事の時間との兼ね合いで難しい」などの回答が得られました。

 子育て中の教職員は、仕事をすることへの罪悪感を覚えたり、勉強や研究の時間を確保しにくくなったりしている可能性があります。本学のリソースを生かしながら、乳幼児のみならず、小学生以上のお子さんを持つ教職員を支援する枠組みについて、今後も考えていきたいと思います。


(文責:男女共同参画室 特任助教 中野円佳)

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